屋根の形状
屋根の形状
昔の家と最近の家では、屋根の形状が変わりつつあります。富山・石川県では切妻屋根が主流ですが、近年は片流れ屋根も増えてきました。反対に寄棟屋根や入母屋屋根は減ってきて、北陸の新築では切妻屋根と片流れ屋根で85%を超えるようになってきました。(参考:住宅金融支援機構「フラット35住宅仕様実態調査報告」)
今回は代表的な屋根の形状を6つ、ご紹介します。
切妻屋根
日本家屋で最も標準的なのは切妻屋根です。二つの傾斜面からなる単純な形状で、棟が1箇所しかありません(寄棟屋根などは棟が複数)。雨漏りしにくく、雨雪に対する耐久力が必要な富山県・石川県で適した屋根といえます。構造がシンプルなので、メンテナンスしやすい屋根です。
また切妻屋根は、屋根裏スペースを広く確保できて、空気の流れを遮らないので、換気がよいのも特長です。屋根の下の妻側壁面に通気口(妻換気)を設けると、さらに換気が良くなります。お住まいのジメジメ(湿気)は大敵です。そして屋根の一面の面積が広いので、太陽光発電に向いています。ソーラーパネルが載せやすいからです。
近所をぶらぶら散歩をしてみましたが、切妻屋根が圧倒的に多いですね。これだけ利点があると納得です。語源由来辞典によると、妻は「端(つま)」を意味するそうで、屋根が切れているほうが妻(端)側と考えるとわかりやすいかもしれません。妻側の壁は直射日光や風雪で傷みやすいので、再塗装や補修が必要になりましたら、オンリーワンリフォーム石友までお気軽にご相談ください。
寄棟屋根
各面のつなぎ目が棟に寄せ集まっているのが寄棟屋根です。落ち着いた雰囲気で和風・洋風どちらの住宅にも使われています。屋根が4方向にあるため、風を受ける面積は少ないのですが、切妻屋根と違って4方向に雪が落ちます。雨樋も4方向に必要です。高さ制限(斜線制限)がある地域では有利ですが、そのぶん屋根裏スペースが狭くなるので、収納スペースとしての活用は期待できません。
太陽光パネルをのせる場合、一面の面積は小さくなってしまいますが、三角形のパネルを使えば発電量が増えます。また発電量の多い南側に多く設置できると、発電効率が良くなります。
方形屋根
寄棟屋根の中でも、ひとつの頂点(かき合い)に向かって集まっていて、上からみると正方形になっているものを方形屋根といいます。寺院建築などでよくみられる形状です。
入母屋屋根
寄棟の上部が切妻になっている造りを入母屋屋根とよびます。古い集落の伝統的な日本家屋でよくみられます。風格のある豪邸のイメージですね。切妻と寄棟のいいとこ取りです。入母屋屋根は接合部が多いため、しっかりした施工技術が必要です。施工例が少ない形状のため、補修の際は業者選びが重要になります。昭和23年創業石友グループのオンリーワンリフォーム石友におまかせください。二重構造で複雑ゆえに、太陽光発電との相性はあまりよいとは言えません。
片流れ屋根
勾配が一方向だけのシンプルでスタイリッシュな形状です。以前から小屋や倉庫にみられましたが、近年は戸建てでも多く採用され、モダンな外観で人気です。屋根面が広いため、太陽光発電にも適しています。落雪を考慮したレイアウトにできれば、南面の片流れ屋根は発電最高です。
陸屋根
陸屋根は傾斜がなく水平な形状の屋根を指します。マンションで多く見られますが、近年は陸屋根を取り入れた箱型の戸建住宅が増えてきています。陸屋根の良いところは、なんといっても屋上スペースを活用できることです。洗濯物を干したり、ホームパーティを楽しんだり、想像するだけでウキウキします。問題は、屋根面の勾配がない、もしくは非常にゆるやかなため、水はけが悪く、雨漏りが発生しやすいことです。排水溝の破損や防水層の劣化がみられる場合は、雨漏りに繋がりやすいので、ぜひご相談ください。
陸屋根に太陽光パネルを置く場合は、専用の土台(架台)を使用します。陸屋根は平らなので方角の影響を受けにくく、理想的な位置に取り付けられるので、効率的に発電できます。
みなさまのお家の屋根はどんな形状ですか?太陽光パネルの取り付けは、外壁屋根の補修と合わせて行うことが可能です。オンリーワンリフォーム石友(石友リフォームサービスエネルギー事業部)では、お住まいの屋根形状/屋根材から設置可能な太陽光パネル(モジュール)を算定し、発電量を予測できます。また各エリアの気候やご家族の電気使用量に合わせて、どのくらいの経済効果が見込めるか、無料でシミュレーションを承ります。地域密着の石友グループ、アフターサポートも万全です!